日本の薬局で買える薬・買えない薬

日本の薬局での薬の取り扱いは、他の国と異なる場合があります。特に、海外では薬局で簡単に手に入る薬でも、日本では医師の処方箋が必要な場合があります。この処方箋の制度は、日本の医療システムの一環として、薬の適正使用と健康管理を支援するために設けられています。

日本では、処方箋が必要な薬の取り扱いについて正確な知識を持つことが重要です。この記事では、日本の薬局で手に入らない薬や、処方箋が必要な薬の種類について詳しく解説してみたいと思います。

抗菌薬・抗真菌薬

日本では、内服の抗菌薬・抗真菌薬は処方箋が必要です。これらの薬は、病院や医師の診察を受けた後に処方箋をもらう必要があります。

抗菌薬の不適切な使用は、抗菌薬耐性菌の増加や副作用のリスクを引き起こす可能性があります。そのため、医師が患者の症状や状態を評価し、必要性がある場合にのみ抗菌薬を処方しています。

なお外用薬に関しては、軟膏やクリーム、ローションなどの剤型で、抗菌薬・抗真菌薬の市販薬があります。

抗ウイルス薬

日本では、抗ウイルス薬の内服薬も処方箋が必要です。これには、インフルエンザやヘルペスなどのウイルス感染症に使用される薬が含まれます。抗ウイルス薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、症状の軽減を助けたりする効果があります。

抗ウイルス薬は、特定のウイルス感染症に対してのみ効果的であり、誤った診断や不適切な使用は、薬の効果が得られないだけでなく、副作用のリスクを増加させる可能性があります。

日本の医療機関では、ウイルス感染症の適切な診断を受け、必要性がある場合にのみ抗ウイルス薬が処方されます。これにより、患者の健康と安全を確保し、ウイルス感染症の適切な治療が行われることが保証されます。

また抗ウイルス薬についても、特にヘルペスの薬は市販の軟膏があります。

生活習慣病薬

生活習慣病の治療に使用される薬は、一般的に処方箋が必要です。例えば、糖尿病の治療には経口血糖降下薬やインスリン注射が処方されます。これらの薬は、血糖値をコントロールするために必要ですが、適切な用量や投与方法を決定するためには、医師の診断と監視が欠かせません。

また、脂質異常症や高尿酸血症の治療に使用される薬も同様です。脂質降下薬や尿酸降下薬は、コレステロール値や尿酸値を調整するために処方されますが、患者の状態や体質に合わせて適切な薬剤を選択するためには、医師の専門的な知識と判断が必要です。また痛風発作の際に使用されるコルヒチンも同じく医師の処方箋が必要になります。

さらに、高血圧の治療に使用される降圧薬も処方箋が必要です。高血圧の治療は、患者の血圧値や合併症の有無に基づいて個別に決定されます。適切な薬剤と投与量を選択するためには、医師が患者の健康状態を十分に評価し、必要に応じて調整する必要があります。

これらの理由から、生活習慣病に対する薬の使用には、医師の診断と処方箋が不可欠です。日本の医療制度では、患者の健康と安全を守るために、薬の適切な使用と管理が重視されています。

緊急避妊薬

緊急避妊薬も、日本では処方箋が必要な薬の一つです。緊急避妊薬は、性行為後72時間以内に服用することで妊娠を防ぐ効果がありますが、その効果や副作用に関する情報を提供し、適切な使用を確保するためには、医師の診察と処方が必要です。日本の法律では、緊急避妊薬の薬局での販売は基本的に認められていません。

現在、オンラインで緊急避妊薬を処方してくれる病院もあります。しかし、その薬を調剤できるのは特定の研修を受けた薬局のみとなっています。またその場合は薬局に本人が来局し、薬剤師の目の前で薬を服用する必要があります。

ブレズ薬局の薬剤師は当該研修を受講しており、オンラインでの緊急避妊薬処方の調剤に対応しております。

その他処方箋が必要な薬

喘息の吸入薬、循環器系薬剤、抗凝固薬、抗血小板薬、抗腫瘍薬、メラトニンや睡眠薬、向精神薬など、様々な種類の薬が処方箋が必要な薬剤に指定されています。

ただし、それらのすべてを把握するのはとても困難だと思います。私たち薬剤師は、お薬のプロとして、薬局で対応可能か、病院の受診が必要かも即座に判断いたします。お困りの際はまずは一度ご相談いただければ可能な限りお答えさせていただきます。